もし自分が海外留学に興味があるとしたら、あなたは何から始めますか。
例えば、旅行でアメリカに行きました。きっかけがあり、大学を訪問しましたとしましょう。
情熱的な大学のキャンパスを見て、ここで自分も勉強がしたいと思ったら、帰国したあなたは何から準備を始めますか。
その1つの戦略を下から示しましょう。

2007年、あさようは兵役を終え、大学に復学しました。
ここで少し補足しておきましょう。
韓国では、男子は満18歳以上であれば兵役に就くことができます。高校を卒業すれば、20代のうちならいつでも兵役を済ませることができるわけです。
当時、私の周りでは、大学1年生を終えたあと、2年生になる前に休学して兵役に行き、除隊後に2年生から復学するケースが一般的でした。
というのも、大学1年次は教養課程が中心で、2年次から専門課程が始まる大学が多かったからです。
それに、苦しい受験勉強を乗り越えて、ようやく大学に入ったわけですから、まずは1年間、大学生活を満喫する。その後、兵役に就き、復学してから専門科目の授業を受ける。そうした流れは、ごく自然なものだったのです。
今では、もう少し多様化しているのかもしれませんね。
さて、大学2年生から復学したあさよう。
2007年、私は「日本留学」という、堀江由衣様から授かった使命を実現するため、具体的な計画に取りかかりました。
まず、学部卒業後の進路を、大きく4つのパターンに分けて考えました。
- 日本企業への就職
- 日本の大学院への進学
- 韓国企業への就職
- 韓国の大学院への進学
希望する順番は、もちろん1から4です。
日本でそのまま就職できるのが理想でした。しかし、プランAだけにすべてを賭けるのではなく、プランBからプランDまで、どの方向に進むことになっても対応できるよう、あらかじめ準備しておこうという考えでした。
もう一つ、気になっていたことがありました。
一度、日本へ旅行に行ったことで日本留学という夢を抱くようになったものの、当時のあさようには、日本で実際に生活した経験がなかったのです。
お金を持って楽しい海外旅行に出かけただけで、「この国ならきっと暮らしていける!」と結論づけるのは、海外経験の少ない私にとってもリスクがあるように思えました。
では、日本で一定期間暮らしてみるには、どうすればいいのか。
実は、すでに身近に先例がありました。
2006年当時、東京に住んでいた実の姉が取得していた在留資格――「交換留学生」です。
そこで、あさようは「日本の大学への学部交換留学」を最初の目標に据えることにしました。
今でも、日本に憧れている若い人たちから相談を受けると、私はよくこうアドバイスしています。
本当に日本へ行きたいのなら、まずは半年から1年ほど、実際に日本で暮らしてみるといい、と。
観光や趣味で短期間訪れることと、実際にその国に住み、日々の生活を送ることとの間には、天と地ほどの違いがあります。
当時、日本に滞在する方法としてよく知られていたのが、「ワーキングホリデー(Working Holiday)」という制度でした。
およそ1年間、日本に滞在しながら、アルバイトなどの就労もできます。
また、日本語を学ぶための留学ビザもありました。実際、姉も2004年にそのビザを利用して日本に滞在したことがありました。
しかし、大学を休学し、別途ビザや渡航費用を準備して日本へ行くことを考えると、交換留学には大きなメリットがありました。
交換留学なら、留学先の大学にも学生として在籍できます。留学先で授業を受けて取得した単位を、所属大学で認定してもらうこともできるため、時間を無駄にせずに済みます。
さらに、学生という身分があるため、各種の学生割引を利用できたり、留学先の大学から寮を提供してもらえたりと、さまざまな面で便宜を受けられます。
そして何より、日本の大学で日本語を使って専門科目の授業を受け、自分の実力を伸ばせるという点は、学生にとって非常に大きなメリットでした。
ですから、もしこの記事を読んでいる日本の皆さんが大学生なら、ぜひ自分の大学に交換留学制度があるかどうか、積極的に調べてみることをおすすめします。
こうして交換留学を目指すことになったあさようは、応募に必要な単位をそろえ、日本語の勉強にもさらに力を入れました。
年末には学内の研究室を訪ね、研究室での活動、いわゆるラボ生活をインターンのような形で経験してみるなど、慌ただしい日々を送っていました。
また、2006年に東京を旅行した経験を生かし、2007年の夏にはオタク仲間と一緒に、再び日本を訪れました。
あさようを含む4人で、日本で就職していた知人の家にお世話になりながら、初めてコミケに参加したり、花火を見物したりと、充実した時間を過ごしました。
そして翌年の2008年1月。
あさようは無事に交換留学生として選ばれ、宮城県の仙台にある東北大学から内定をもらいました。
2008年10月から始まる、東北大学での交換留学生活。
その話は、次の記事へ続きます。

